部屋を紙くずいっぱいにした
 
部屋が一個余ったのが発端
  まず、今回の企画に至った理由を説明しよう。
  メンバーの花岡が引越しする時に、元々住んでたワンルームの部屋がまるまる一個余ったのだ。
  ピーマンの肉詰めしかり、いか飯しかり、机に穴があったら消しカス詰める奴しかり、
  空きがあったら何か詰めてみるのが人間の性。
  そこで私たちは部屋を紙くずでいっぱいにすることを決めたのでした。
  星屑の海ならぬ、紙くずの海です。

この部屋を紙くずの海にしたい!


1万6千枚の紙を買った
  今回、作品づくりに使用した紙は昔なつかしのわら半紙、1万6千枚。
  企画をする前に色々検証した結果コレぐらいは必要だということになったのだ。

ダンボールいっぱいがこれぐらいでできるから・・・
 
ストーリー仕立てにした
  ただ、部屋を紙くずでいっぱいにするだけじゃつまんないので、小芝居も入れてみました。
  小芝居を入れてよかったなーと思ったのは、奇跡的に面白い写真がいっぱい撮れたこと。
  刺激的な写真集として、サウンドノベル風のゲームとして、是非お楽しみください。

「紙くずになる作家の部屋」




8時間ぐらいの全記録を撮った
  今回、部屋を紙くずでいっぱいするのに朝から晩までものすごい時間がかかったんですが、
  実は最初から最後まで長回しでノーカットな映像を録画していました。
  さすがにそんなでかい映像は流せないので、ディレクターズカット版をご覧下さい。





”紙くずの海”への長い道のり
  さて、最後に、この企画を改めてレポートしたい。

 ”紙くずの海”はできたの?
  これに関しては下の動画を見て欲しい。

    

  一種のアトラクションが部屋の中にできた感じですよ。すごいすごい。
  みんなも学園祭やパーティーでやってみよう!盛り上がること間違いなし!


 途中で険悪ムードになった

  企画をやっていて一番驚いたのはコレだ。
  紙を丸め始めてもう4時間ぐらい経った頃だろうか、
  紙を丸めてた4人のトーンがみるみる落ちていき、
  丸めるのをやめた奴もでてき、空気が悪くなったのである。
  「長い作業を行うと途中で一回ムードが悪くなる」
  これってテレビの演出の世界だけと思っていた。

  しかし、その後女子が手伝いに来てくれたことにより
  雰囲気が一変してよくなったのだ。このゲストがいなかったらやばかったと思う。


 水位は思いのほか低かった
  実は、部屋が思いのほか広く、水位はそこまで高くならなかった。
  それでも、ちょっと偏らせると天井までつくような
  高い波も作ることができるので楽しかった。

集めるとかなりでかい
60cmぐらい?泳げるけどね



手をかければかけるほど面白い絵になるぞ。
今回の企画では写真にしろ、映像にしろ、とっても異常でシュールな絵になったと思う。
手をかけたセット作りに近いのかもしれない。ある意味アート的に取る人もいるかもしれない。
100種類の具のたこ焼きを作った時も思ったが、根気よく手をかけると思いもよらぬ
達成感と絵的な面白さが手に入る。プロはこの8時間も紙丸める手間を惜しまないんだろな。

  

本ネタで使用した16000枚のわら半紙は、再利用業者へ引き取って頂きました。